メールマガジン

お客様各位

東海光学 光機能事業部（愛知県岡崎市）のメールマガジンを
ご覧いただき、誠にありがとうございます。

”光学薄膜フェア2022”には、
多くのお客様にご来場いただき 誠にありがとうございました。
会場では『蛍光フィルタ』を含む超多層膜光学部品に多くのご質問をいただきました。
重ねて御礼申し上げます。

さて、今回より新シリーズ【　ひとつ上のご提案　】を
全10回にわたりお送りいたします。

第1回は「HELIOS（ヘリオス）で成膜する、蛍光フィルタ」です。

弊社はビューラー社のスパッタ装置『HELIOS』を導入いたしました。
お知らせはコチラ　→　https://www.tokaioptical.com/news/t20221005-2/

• 『HELIOS』導入のきっかけ

内視鏡、顕微鏡、分析機器などに必須の蛍光フィルタなど
医療、バイオ、半導体の分野で
分析・検査に欠かせない高精度光学部品はたくさんあります。

もちろん他の分野にもたくさんあり
それらの世の中に欠かせない高精度光学部品を
ひとつでも多くご提案をするため
『HELIOS』導入を決めました。

• 蛍光フィルタのお困りごと

これまで蛍光フィルタに
「阻止帯のOD6は可能ですか？」
「透過率90%確保出来ますか？」
「透過帯と阻止帯を10nmでカットオフ出来ますか？」
など【お困りごと】をいただいておりました

今までの弊社の装置では、
200層を超える多層膜を成膜すると
白濁してしまい透過率が落ちるなど高い性能を維持するのが難しく
お困りごとに応える光学薄膜設計ができても
実際に成膜することができないという課題がありました。

しかし、『HELIOS』で成膜すれば
透過率などの高い性能を維持しつつ、1,000層を超える超多層膜が可能になります。
蒸着ではＯＤ値4程度が限界だったものが
ＯＤ値6、7以上も可能になります。

『HELIOS』を導入したことで
蛍光フィルタをはじめとする超多層膜で抱えていた課題をクリアし
ソリューションへ繋げることができました。

『蛍光フィルタ』に関する情報はコチラ↓ ★11/21更新しました！！★
https://www.tokaioptical.com/products/optical-filter/fluorescence-filter/

• これからのご提案

他の高精度光学部品でも
蛍光フィルタと同様の課題があります。
それらをソリューションへ繋げ
今までお応えできなかった【お困りごと】、
既製品では解決できない【お困りごと】など
弊社のカスタマイズと合わせて、ご提案してまいります。