医療・ヘルスケア

医療の高度化に伴い、医療機器の進化が促進されています。

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光機能事業部
0564-45-8000

営業時間:平日9:00-18:00

より正確に、より緻密に。光学技術で医療の発展に貢献。

医療は日々刻々と進歩しています。それを支えるのが内視鏡や顕微鏡など体内細部の観察や治療に用いられる光学機器の高性能化です。より詳細に、より深部への観察が可能となれば病気の早期発見につながり、またこれまでは不可能だった治療にも可能性が広がります。しかし、身体へ直接影響する部品であるため、提供する光学機器には高い精度と技術が求められています。

内視鏡

微小基板へのコーティングに高い技術力を。

病気の早期発見や深部の治療などに活用される内視鏡のカメラにも光学性能は欠かせません。カメラやプロジェクタと同様に、ロスなく発光・受光できるように反射防止コーティングを施しますが、大きな違いは微小基板への加工技術を要することです。小さなもので2〜3mmという非常に小さなレンズへの加工は高度な技術が求められています。
またガラスの材質にあわせた薄膜設計にも技術を要します。医療機器で使用される光学部品には屈折率など複数の条件が求められ、それに応じて、ガラス材料の幅が広いのが特徴です。材料に応じた性能や取り扱いなどを考慮した薄膜設計に対応しています。
蛍光発光を用いて特定の物質のみを観察する特殊な内視鏡に対しては、光を切り分けるバンドパスフィルタが用いられます。微細な部品においても、光の調整を可能にする技術に高い評価をいただいています。

顕微鏡

医療分野の急速な高精度化をコーティング技術で支える。

医療用顕微鏡の使用シーンは幅広く、手術で用いられる他、細胞分析や観察、ワクチン開発、病理診断、ウィルス検査など多岐に渡ります。人生100年時代と言われる今、病気の早期発見や手術の高度化など、医学の進歩に大きな期待が寄せられており、それに伴い、医療用顕微鏡の高精度化は必須です。当社では、こうした医療用顕微鏡に使われるプリズムフィルタなどを提供し、医療分野への貢献に努めています。
体内細部での手術や観察には、非常に高い精度が求められます。特に手術では、わずかなズレが大きな医療事故につながることもあり、ナノレベルでの開発で培った当社の技術が生かされています。またわずかな変化を見落とさないためにも、色を鮮明に映し出す技術も欠かせません。反射防止コーティングバンドパスフィルタなどの技術を用いて、求められる精度に応えています。

蛍光分析装置

高精度で波長の切り分け、細胞を分析・観察。

「蛍光分析」とは、試薬を添加した物質に特定波長の光(励起光)を照射して、物質から放出される蛍光を測定する分析方法です。PCR検査などでも用いられる分析方法で、細胞レベルの分析・観察に適しています。
蛍光分析で重要になるのは、励起光と蛍光光の切り分けです。励起光と蛍光光は非常に近い波長であるため、厳密に切り分けるには高度な技術が必要です。当社では、バンドパスフィルタダイクロイックフィルタなどで特定の波長のみを透過(もしくは反射)させることで任意に光の切り分けを行なっています。少しでも不要な光が透過されると正しい検査結果が得られず、検知能力が落ちてしまいます。不必要な光は0.001%も通さないという精度で検知能力を高めています。
また当社では、こうした技術をいかし、小型で持ち運び可能なポータブル蛍光光度計も開発・販売しています。

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