特徴

フェムト秒レーザーから発振されるパルスは、多数の波長の光から構成されています。モード同期技術により、それぞれの位相が揃えられるために数フェムト秒オーダーの超短パルスが実現されています。
このように発振されたパルスも、その後の光学系で大気中やレンズを通過したり、ミラーで反射されたりすると、その幅が広がってしまい用途に適さなくなることがあります。
ガラスをはじめとする多くの材料の屈折率は正常分散を持っているので、波長の長い光は速く、波長の短い光は遅く進みます。その結果としてパルス幅が広がります。これを補償する手段のひとつに誘電体多層膜チャープミラーを使う方法があります。
このミラーは各層の膜厚を調整する事で、ガラス等が持つ分散と逆の分散を持つように設計されるので、反射後のパルスは発振直後に近い状態に戻ります。パルスの波長帯域や、分散補償量などそれぞれの光学系に合わせて設計いたします。

概要


フェムト秒レーザーから発振される超短パルスは、媒質中を伝播すると、群速度分散の影響でパルス幅が広がり、ピーク強度が低下します。
このミラーはそのパルスを元の鋭い形状に戻す分散補償用のミラーです。
Ti:Sapphireレーザー基本波・第2高調波、Yb:YAGレーザー、その他波長変換したパルスなど、紫外から近赤外までの波長領域で設計・製造致します。

用途
  • フェムト秒レーザー用光学系
  • レーザー加工機
  • 多光子励起顕微鏡
分光特性例

2枚組の総合特性

使用例

自己相関波形

価格表

2次分散補償チャープミラー

標準仕様(2枚組み平均特性)

※設計仕様

3次分散補償チャープミラー

標準仕様(2枚組み平均特性)

※設計仕様
※カスタム仕様も承ります
写真
製品カタログ

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