ヒーターガラス
ヒーターガラスの特長
ITO透明導電膜をガラス上に成膜し、通電する事で発熱させることができます。
監視カメラのハウジング等の窓が曇る事を防止します。
酸化錫の膜に比べ抵抗値を低くする事ができるので、小さい窓でも透明度を損なわずに低電圧で駆動することが可能になります。
基板の反対面への反射防止コート、撥水コートも可能です。
電極、リード線付け端仕上げ、絶縁処理まで、ご要望に合わせてカスタマイズ致します。
用途
- カメラ
写真

仕様
標準基板サイズ | φ50~70mm、□50~70mm |
---|---|
対応電圧 | 12V、24V、100V |
消費電力 | 2~3W |
温度上昇 | 約+30℃ (常温、無風) |
個別対応致します。
環境試験
試験項目 | 条件 | 時間 | 結果 |
---|---|---|---|
常温通電試験 | ― | 1,000hr | ○ |
恒温恒湿試験 | 60℃、90% | 1,000hr | ○ |
低温試験 | -20℃ | 1,000hr | ○ |
塩水噴霧試験 | NaCl 5%溶液 | 500hr | ○ |
屋外暴露試験 | ― | 3,000hr | ○ |
耐候試験 | ― | 360hr | ○ |
○=通電異常なし
製作例
硝材 | フロートガラス(□69.5×t3.2mm) |
---|---|
電源電圧 | 12V |
消費電力 | 2.4W |
端子間抵抗 | 60±12Ω |
シート抵抗 | 37Ω/cm2 |
最大透過率(AR付) | T≧80% @880nm |
最大温度到達時間 | 約10分(室内、無風) |
構成イメージ図

分光透過率 実測値

(ご注意)100V駆動などの場合で端子間抵抗を高く取る場合、導電膜をパターン分割します。この薄いスリットが膜面に入りますが、アウトフォーカスとして画像上は目立たせない様にお使い頂く事をお勧め致します。
説明ビデオ
ヒーターガラス(デフロスタガラス)は、寒冷地や冬期における、監視カメラ窓の曇り防止に効果抜群、常にクリアな映像を撮影出来ます。
活用事例
ソリューション
製品カタログ
提案・開発の流れ
お問い合わせいただいてから、お見積の提示、試作、量産生産までの大まかな流れです。期間は案件によって異なります。
まずはお気軽にお問い合わせください。御社ニーズにあわせてご提案させていただきます。
STEP 01
お問合せ
STEP 02
設計/検討
STEP 03
詳細打合せ
STEP 04
お見積
STEP 05
ご注文
STEP 06
試作
STEP 07
仕様決定
STEP 08
量産生産
よくあるご質問
下記のようなご質問もお気軽にお問い合わせください。
指定の仕様条件を満たすコーティングは可能ですか?
試作の依頼を相談したいのですがどうしたらいいでしょうか?
最低発注ロットはどれくらいからですか?
TLシリーズ・FC-1のデモは可能ですか?
サンプルはありますか?
東海光学が選ばれる理由
選ばれる理由01
1939年創業、世界70カ国以上に展開する眼鏡レンズ専門メーカーが培った世界トップレベルの成膜技術。
選ばれる理由02
1~100㎛の外観品質を制御するドライコーティング技術。
単層~数百層まで、多種多様な多層膜のナノオーダーの膜厚制御。
選ばれる理由03
10,000件以上の案件対応実績。
営業・技術・開発が一体となってお客様の課題に向き合い最適なソリューションを提案。
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